食物繊維を摂り、痩せやすい体を作ってダイエットに成功する

 

ダイエットを成功させるために重要なものとして、「食物繊維」があげられます。食物繊維をダイエットに正しく摂り入れることで、極端な食事制限を行わなかったとしても、体を痩せやすくすることができます。

 

そこで、「ダイエットで食物繊維を摂り入れることで得られる利点」と「食物繊維の適切な摂り入れ方」について、それぞれ解説していきます。

 

食物繊維は、糖質の吸収を抑える

 

ダイエットで注意しなければならないものとして、「糖質」があげられます。糖質を多く含む食品の例としては、チョコレートなどの菓子類やパンなどの主食があげられます。

 

食事などで大量の糖質を摂ると、それによって血糖値(血液中に含まれる糖質の値)が一気に上昇します。このとき、すい臓から「インスリン」というホルモン(体内の化学物質)が分泌されます。

 

インスリンには、「血糖値を降下させる」という働きがあります。そして、インスリンの作用によって、今度は血糖値が急激に下がります。

 

さらにインスリンには、「糖質を脂肪に変える」という働きももっています。そのため、インスリンの作用によって、血糖値が下がるのと同時に、エネルギーとして使われなかった糖質が脂肪に変えられます。インスリンによって作られた脂肪は、体内に溜め込まれてしまいます。

 

その一方で、食物繊維には、「後から体内に入ってきた糖質の吸収を抑える働き」があります。

 

つまり、最初に食物繊維を含む食品を食べた後で、糖質を含む食品を摂った場合、最初に食べた食品に含まれる食物繊維の働きで、2番目に摂った食品に含まれる糖質が吸収されにくくなるのです。

 

食物繊維によって糖質の吸収が抑えられることで、その分だけ「糖質を脂肪に変えて溜め込む働き」をもつインスリンの分泌量が少なくなります。その結果、糖質が脂肪として蓄えられにくくなります。

 

食物繊維は、エネルギー消費を増やす

 

また食物繊維には、「腸などの内臓が行うぜん動運動(内部にあるものを肛門側に移動させるための運動)を活発に行わせる働き」があります。

 

内臓のぜん動運動は、私たちが意識しなくても自動的に行われる運動です。そして、内臓のぜん動運動が活性化した場合、その分だけ多くのエネルギーが消費されることになります。

 

つまり、食物繊維を積極的に摂り入れることによって、自動的に消費されるエネルギーの量を増やすことができるのです。

 

また、ぜん動運動が活発になれば、その分だけ排便が促されるようになります。これにより、便秘を予防・改善できるようになります。

 

食物繊維は、食事の最初に摂るべき

 

既に述べたように、食物繊維には「後から体内に入ってきた糖質の吸収を抑える働き」があります。そのため、食物繊維を含む食品を食べる場合、食事の最初に摂っておくことが重要になります。

 

食物繊維を多く含む食品には、野菜類、海藻類、豆類、こんにゃくなどがあげられます。そして、これらの食材を多く使った料理を食事の最初で食べておけば、その後に摂る食品に含まれる糖質の吸収が抑えられます。

 

このとき、特におすすめの料理として、スープやみそ汁などの「汁物料理」があげられます。汁物料理の場合、野菜や海藻などの食物繊維を多く含む食材が使われるケースが多いです。さらに、汁物料理を食事の最初に摂ることで、満腹感を覚えやすくなります。

 

これによって、我慢せずに食事の量を減らすことができたり、胃腸に負担がかからないように食事のスピードをゆるやかにすることができたりします。

 

このように、食物繊維を食事の最初に取り入れることで、糖質の吸収が抑えられます。さらに、内臓のぜん動運動が活発になる効果や、食事量を自然に少なくできる効果もあります。食物繊維を上手に摂り入れて、健康的にダイエットを成功させましょう。