ダイエットでは、運動を始める前に運動できる体をつくる

 

ダイエットを行う人によっては、「運動をとり入れよう」と考えて運動の習慣をつけようとすることがあります。

 

確かに、ダイエットに適切な運動をとり入れれば、筋肉を鍛えることができて痩せやすい体に変えられるようになります。しかし、長い間運動から遠ざかっていた人が運動を始める場合、運動の内容によっては、痩せるどころか体を壊してしまう恐れがあります。

 

そこで、ダイエットのために運動を始める場合の注意点と適切な考え方について解説していきます。

 

運動の習慣がなかった人は、いきなりストレッチを始めてはいけない

 

「ダイエットに運動をとり入れて痩せられるようにしよう」と考える人によっては、「ストレッチ」などの筋肉を引き伸ばす運動を始める場合があるかもしれません。

 

しかし、運動の習慣がなかった人が新しくストレッチを始める場合、注意しなければならないことがあります。それは、「運動の習慣がない人の体は硬くなっている」ということです。このような状態で、ストレッチによって筋肉を無理に伸ばそうとすると、靭帯を傷つけてしまう恐れがあります。

 

このことから、今まで運動をしていなかった人が、急にストレッチなどで筋肉を強く引き伸ばそうとするのはやめておいた方が良いといえます。

 

運動していなかった人は、急に走る運動をしてはいけない

 

ダイエットのために運動を始める人によっては、「マラソン」や「ランニング」などを行おうとするケースがあります。確かに、これらの走る運動を行うことで、体のエネルギーを消費することができます。

 

しかし実際のところ、今まで運動をしていなかった人が急に走る運動を始めると、ひざを痛めてしまう危険性が高いです。また最悪の場合、心臓マヒを起こして倒れ込んでしまい、そのまま死んでしまう恐れもあります。

 

これらのことから、運動の習慣がなかった人が新しく運動を始める場合、無理をしていきなり走る運動をするのは避けた方が良いでしょう。

 

ダイエットに運動をとり入れる前に、運動できる体を作る

 

ストレッチにしてもランニングにしても、運動の習慣がなかった人がいきなり激しい強度で行うのは大変危険です。また、ウォーキングなどの軽い運動をする場合であっても、体重が100キロ以上ある人では大ケガをしてしまう恐れがあります。

 

そこで、これらの運動の習慣を新しく身に付ける前に、自分の体を「運動に対応できる体」に整える必要があります。

 

例えば、体重が100キロ以上ある場合には、食生活を見直してある程度体重を落としてから、簡単にできそうな運動を視野に入れるようにします。この場合であれば、運動中に大けがをするリスクを回避できるようになります。

 

また、長い間運動から遠ざかっていた人が運動をとり入れながらダイエットを成功させたい場合、できれば健康や運動の専門家(スポーツトレーナーなど)に指導してもらいながらダイエットに取り組むのが理想です。

 

このケースであれば、日々の生活習慣や食事の内容などをプロの視点で改善してもらうことができ、さらに指導を受けながら「自分の体に合う運動」に取り組むことができます。これにより、健康的にダイエットを成功させられるようになります。

 

しかしこの方法は、たくさんのお金と時間を必要とします。そのため、現実的に考えると、ダイエットを考える人全員が取り組める方法ではありません。

 

そこで、自分1人でダイエットに取り組み、なおかつダイエットに運動をとり入れたい場合には、できるだけ軽い運動を無理のない範囲で行うようにしてみてください。そして、体がある程度運動に慣れてきたところで、少しずつ運動の負荷を上げていくようにしましょう。

 

例えば、長い間運動から離れていた人が「ダンベル体操」を行う場合、最初の方は「水を入れた500ミリリットルのペットボトル」などの軽いものをダンベル代わりにして運動するのが良いでしょう。

 

このように、ダイエットに運動をとり入れる場合、まずは自分の体を「運動できる体」にすることが大切です。そして、決して無理のない範囲で適切な運動を行うことが重要です。これにより、ケガなどを起こすことなく、ダイエットの成功に近づけるようになります。